加賀白菜

 

《特徴》

 松下種苗店 4代目 松下仁右衛門が育成し、戦前から昭和30年代にかけて晩生白菜として全国的に普及していた1球4~6kgまでになる大型の抱合性結球白菜。初冬から収穫する晩生系の品種で、葉は軟らかく甘みがあり、収穫後の貯蔵性に富む。

 その軟らかさから鍋物や一夜漬けまたは漬物などに適している。昔ながらの白菜の味が楽しめることから、根強い人気を誇る。

 

 

《栽培のポイント》

 

①極端な早まきはウイルス病や軟腐病の原因となるため適期播種を心がける。

 

②根こぶ病の耐病性はないため、発生のみられる畑では、根こぶ病予防薬剤を使用する。

 

③定植後2週間後と結球前の2回追肥を施す。

 

④播種後75日~球がしまり硬くなったころから順に収穫する。